【Procreate】背景+キャラクターイラストをiPadProで厚塗り風で描く【手順イラスト付】
こんにちは!
ピクファンが始まって寝不足のスキラゲックス(https://twitter.com/skillagex)です。
え?ピクファンっつたらピクシブファンジアですよ!お絵かき交流のイベントとして長年人気の企画です。
ピクシブが本格的に介入してゲームエンジンを組み込んでるっつー力の入れようらしいっすよ。
長いことやってたんですねー。時の流れは早いです。
こりゃあぁ参加するっきゃない!iPadProもあるし!3連休だし!
せっかく投稿するので、今回はiPadProで制作するイラスト作品の工程をざっくりご紹介します。
メイキングとまではいきませんが、描いていく上で意識していることや作業の流れが分かってもらって、同じiPad仲間を増やしたいなーと思っております。
かかった時間
着想からラフまでは早かったんですけどね。変更あり描き直し&描き直しの連続で三連休のうち丸2日使いました。うぎぎ・・・
作業環境・道具
- IpadPro 12.9インチ
- applepencil
使用したアプリ
- Procreate
- Adobe PSexpress(画像の切り抜き)
ラフから完成までの6段階ステップ
大まかに構想を練りながらラフを描く
ラフを元にこんなん描きたいわーを形にしていきます。
僕はどうやらツノっ子山岳重装備女子が描きたいようです。これはファンタジーでしか描けませんね。
上が極太ブラシで大まかラフを描いています。
下がなぞりながらブラッシュアップして行く過程です。
この過程で背景の色味もイメージして塗っておきます。そうすることで映える服の色を決めたりするのが分かりやすくなります。
もう迷い始めているのが見て取れるでしょうか。
こっからが苦しみの始まりです。
ラフを元に線画に起こしていく
想像しながらラフをこれまたラフに線画を起こします。
最初のラフよりいい体勢とサイズ感、服の仕様がなんとなくまとまってきました。
お分かりの通り最初のラフとは全く違いますね…
描き進めたら「このラフ以外と好きじゃない」なんてことはよくあるので、それもこの時点で修正加筆していきます。
線画を描いたらレッツ色塗り
色を決めておいてバランスを見ます。
今回は背景込みなので、背景色の濃ゆい青と喧嘩しないよう慎重に選んで行きます。
リアルと同じように、カラフルにしすぎず、メイン3色ぐらいで塗るとすっきりまとまって綺麗です。
シンプルさも重要です。
こういった交流メインのイラスト投稿の場合は、他の絵描きの方が「描いてみたい!」「描きやすそう!」と思ってもらえるかがも重要です!
二度とかけないような派手な装飾やシルバーやアクセは外しておいた方が無難でしょう。
むしろクオリティ重視ならそのままで構いません。むしろ誰にも書くことが出来ないこうクオリティを目指しましょう。
僕は単に描く技量不足で描いていません。描きたいんですが。
どんどん装備品や影、光を描き込む
持っている持ち物・装備品もキャラクターのストーリーや世界観を表現するために重要な要素です。妄想を膨らましてどんどん描き込みましょう。
今回のキャラクターのテーマは「放浪癖のある冬装備ジャッカロープ娘・海へ行く」です!
盛り込みすぎました。はしゃいじゃうのはPFのせいです。
背景を描き込む
キャラクターはここらで置いといて、背景を描き進めます。
あんまりキャラクターばっかこだわって描きすぎると、背景に手が出ないまま永遠にキャラクターを描き続けるためです。
雪山なので濃ゆい青の山にマスクをかけて、白い雪とテクスチャを塗り塗りしていきます。中心はキャラクターがいるので無視。
見えるところしか描いていません。
手前のキャラクターが座っている岩を描き込みます。
奥の山々より手前なのでややはっきりくっきり描いています。
途中でやり過ぎたなと思ってブラシペイント感を敢えて残してラフさを残しています。
出来たパーツを全てレイヤー表示します。
だいたいキャラクターの色が馴染めずが浮き立ってしまうので、そこにいるように影と色味を調整に入ります。
色相・彩度・明るさ、カラーバランスをいじって、自分が気にいる色味に変更します。
ラフの早めの段階で背景色を濃い青と決めていたので、今回はあまりいじらずに済みました。
逆光のシーンなのでさらに影を乗算や覆い焼きレイヤーで追加し、加工していきます。
環境光、自然光を意識して環境影、自然影を描いていきます。
その場の空気の中にいること、光を浴びてホコリとかチリとか浴びているのを再現するとリアルになります。
対話しているシーンにしたかったので、コーヒー飲みながら手前で焚き火を燃やすことにしました。アプリのブラシに炎ブラシがあったのでそのまま利用します。
その時キャラクターにも若干のオレンジ色をレイヤーで重ねました。それっぽさが増した気がします。
あとは妥協と納得のせめぎ合いです。
描き残しとかはみ出しとか気にし出したら終わらないので、敢えて無視して完成!としました。
画像が小さくなるのでそこまで気になりません。
むしろ「そのイラストの中で何を見せたいか」「一番の見所がしっかり描かれているか」をポイントにチェックします。
そしてその日は作業終わり。次の日チェックします。
修正・加筆して完成!
次の日見ると頭がリセットされて、色々修正したい点が見つかるのでおすすめです。
ここで最後のブラッシュアップをして完成!
どんなに仕上がりが良くても、その日に勢いでアップすることはありません。だいたい次の日の冷静な自分が直してより良くしてくれます。
今回は描き終わったらへんからキャラクターシートを描き始めました。こういうのを描けるのも楽しいですよね。名前は作業BGMのDJ名からとりました。
イキリ自己満キャラ設定集も追加して、これで完成です。
これで全行程丸2日です。
今回の振り返りポイント
- 背景と一緒に描く色味が自然と決まるのでおすすめです。キャラクターメインだと絶対でない色味が出ます。
- 背景を描き込むテクスチャをレイヤーで重ねることでグッとリアリティが上がります。時間効率とクオリティを上げるためにも、テクスチャのストックを増やしたいっすね。
- 線画のメリットは、描き込めば描き込むほど塗りのごまかしが要らずシンプルに濡れるところだと思っています。対して厚塗りは勢いや偶然の面白さがあると思います。今回はキャラクターは線画、背景は厚塗りで描きました。どちらもメリットを活かして使い分けていくのがいいです。
- 背景って意外と使い回しできんだぜ・・・描く時間節約できるでおすすめ。
- もっと描く時間を短縮できるように違うタッチも試したいと思います。2日はしんどい。
- Ipadの画面がこれ以上小さいとしんどいかもですね。12.9インチを使用していますが、ちょうどA4サイズくらいの画面です。
今後の課題
もっと短縮したい…ただその一点だけですね…疲れました。
ピクシブファンタジアには「寝たら国が滅ぶ」という話があるように、投稿と評価、いいねなどが勝敗を左右します。
しかし体がつぶれると元も子もないので、自己管理だけは気をつけたいと思います。
よーし、これからバリバリ描きたいので寝ます!お疲れ様です!
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