【kindleレビュー】『モチベーション革命』を読んだ感想
書籍『モチベーション革命』概要
若い世代のモチベーションの在処の語源化
戦後経済の立て直しの立役者である、モノがなくて常に乾いていた世代と、今入社してくるモノが溢れた環境で育った世代たちとの間には、なぜ考え方にギャップがあるのか?
働く意味そのものが変わってきていることにまず気づくべき、とその理由を語源化し解説してくれる本でした。
要はそもそも価値観が合ってないという話でしたね。
合わせることがそもそも無理な話で、どちらかが譲りましょうということではなくて、これから若い人は自分の価値観を大切にしてこれからの時代を作ることが必要ですというお話です。
そのような物欲もないような世代は何をモチベーションとして働いているのか、分かりやすく「楽天」や「Yahoo」と「Facebook」の社会的役割とスタンスの違いで解説してくれます。
また上司にあたる皆様はその現状を把握することで上手に扱うことができるかも?知れないですね。
具体的な例は示されてないので、あくまでもそういう世代間のギャップがあることを頭に置いて物事を進めることが肝要でしょう。
この本はモチベーションを上げる本ではない
この手の事は若い世代に限らずホリエモンも言っている事と同じ事。
「好きな事をとことんやりましょう。でもそれはお金に変える才能と時間と余裕のある人だけな」と言われているようなもん。そしていきなり何の実績もない人間が好きなことを貫くのは難しい。
前提として筆者も「今の仕事に全力を尽くすこと」を挙げています。
好きな事がすぐにお金に直結するかどうかは別問題。著者の趣味の例とお金への変え方が極端すぎて一般男性が参考に出来るかと言われればハテナだ。
この本は20代のうちに読むべきだ
30過ぎた家庭持ちにはちと厳しい話だ。
これは若い未婚の時期、特に大学生や新社会人の時に読んでおくべきこれからを生きる入門書だと感じました。
この本に書かれている内容に気づけるかどうかがこれからの新しい働き方に順応できるかが左右されるでしょう。特に働く場所としてバリを挙げるのは今のトレンドなのかよく見ますね。バリの人も迷惑じゃない?
自由だし物価は安い、ビジネスを始めるならもってこい…その方向転換は独り身ならある程度自由度がある選択肢だしみりょく的だが、家族がいるなら別です。
説得できるだけの実績を熟成、醸成しておかないとただの考えなしの振り回されている馬鹿野郎にしか見えないからだ。
若い人の気持ちを知るために読むのもあり今の若い世代がなぜ仕事で頑張らないのか理解できない…という中高年以上の方やリーダー、部長は読んでみるといい。そして特に課題は解決はしないだろうが。
それよりも始める時のゴール設定を見直すべきだ。
利益優先ではなく若い人が欲しているものをうまく提示していけるかがこれからの上司の力量が問われるところか。
最後に『モチベーション革命』を読んだ感想まとめ
この本はすぐ読める内容なので深く考えずサッと読み込んで初めての情報ならさらに深掘りしていくことをお勧めします。
もし似たような内容を既に読んだ事がある方はあまり目新しくないかも知れない。僕の印象はホリエモンの発信を優しくした感じの本という感想でした。
若者の考えている事がわからん!どうしたらいいんだ!という事が知りたい方はあまり期待しない方がいいでしょう。
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