【kindle読書レビュー】『マンガ 自営業の老後』を読んだ感想
こんにちは。スキラゲックス(Twitter:@skillagex)です。
老後の人生に不安を抱えている自営業の方、またはこれから自営業を始めたいけどどうなるのか不安という方必見の本 です。
- 将来に不安を抱える自営業の方
- これからフリー・自営業を始めようとしている方
『マンガ 自営業の老後』読んだ感想
作者が結構努力家
不安を語っていた作者だが、調べてここまで本を作り上げるそのバイタリティがすごい。
年齢が50代を過ぎたとおっしゃっていたので、夫婦でデザインやイラストをこなす仕事を締め切りをきっちり守りながらコツコツやってきたおかげで、未払いだった年金や家購入につながっているので、そこをきちんと踏まえた上で読んでおきたい。
他のレビューをみていると気になってくるのは「結構稼いだイラストレーターの話で参考にならない」という意見。
「稼いでいない自営業だから心配になるのに、もともと家も買えるぐらい金持ちじゃねーか」という意見が結構散見されました。
本当にそうでしょうか?
どれだけお金持ちでも将来に対する不安や知識不足から恐怖を脱ぎ去ることができないのは仕方ないのでは?と思いました。これはお金持ちでも変わらないです。
「稼いでない人間は〜」とおっしゃる方こそ人生設計を行うことで、具体的な目標やプランを立てれるようになり、不安がなくなるという内容なので「元が金持ち」という指摘はズレているはずです。
今の苦しい時期を過ごす自営業の人には反感を買う内容のようですので、それが気にならない方は読めるようです。
苦しくなる時期をどうのりこえるか
この筆者の体験によると、現在進行形で働き盛りの時期を超えて、仕事が落ち着いてきたり時代や関わる人の変化によって次第に「仕事が減ってきている」と気づき始めます。
仕事がなくなってくる恐怖と辛さはできれば体験したくないです。この筆者はそれさえバネに変えて、こういった本を出版しているくらいですから、突破力はそもそも高い方だとは思います。
そういった方でも以前より減った給料をみると今後の生活や将来に不安を抱くのは当然です。
しかし、周りで老後に備えている人、悠々自適に働いている人の生き方やアドバイスを聞き、始めて自分の人生設計を見直してみるところからスタートします。そこからの生活の変化や気持ちの変化はめざましいものでした。
人生設計をいかに立てるか
ここまで読んでもよーしやるぞと思って人生設計を立てない人がいます。
ここは嘘だと思って簡単でいいから一度組み立ててみるのをお勧めします。その通りに行動しなければならないわけではなく、「ここは設計ではもうすぐリミットだな」とか「この目標は来年に達成すると決めていたな」とかぼんやりとでも頭の中に入っているだけでも行動って変わります。
結局うまくいかなくて・・・という人は設計を無理な計画を立てているか、立てたつもりで行動をしていないかのどちらかではないでしょうか。
まずやってみる。足りないところが見えてきたら次の行動を起こしていけばいいのです。焦る必要はありません。そのための気づきの本です。
最後に『マンガ 自営業の老後』の感想まとめ
この本を読んで急に不安がなくなったりするわけではないですが、やるべきことや気づきという点ではなかった知見を得られたので良かったです。
またフリーで働く人は周りのうまくやっている人にアドバイスを聴くのが安定ですね。そういう人を早く見つけるのも、生活を安定させる重要なファクターのように感じました。
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