iPadレビュー!Appleの歴史とサイズやスペックの深〜い関係の話

こんにちは。iMac、iPhone、iPadの三台を愛用しているスキラゲックス(https://twitter.com/skillagex)です。
今回はiPadの購入でどれを選んだらいいの?と迷っている方にアドバイス回です。現行のモデルはざっと
- iPad
- iPadmini【2019年 NEW!】
- iPad Air【2019年 NEW!】
- iPadPro
選択肢が多いですね。どれを選ぶか迷ってお悩みの方へ、明確な違いを伝えるために一所懸命調べました。
僕も買うときすごく迷った経験があるので、その時の決め手についても話せたらと思います。
それではまず買う前の状況を整理してみます。
iPadはなぜどれを買えばいいのかわからないのか
それは数が多すぎるからです!そして値段が高いですよね・・・
もっと安ければ手軽に手を出せるのですが。高い買い物だし失敗したくありませんよね。
iPadの歴史を振り返る理由
iPad は2010年から発売をスタートしました。まだ8年という短い期間ですが、その当時からタブレットの中では使いやすかった印象です。
またiPhoneという同型機が普及していたため、受け入れやすかった背景もあり初期のタブレットブームを牽引していたと思います。
そこからユーザーに合わせた進化と分岐を繰り返した結果、初めての人には自分にぴったりのサイズとスペックが分かりにくくなりました。
また、歴史を知ることは今後の展開も予測できるためいま知っておくことは賢い選択です。歴史と背景を知ることによって、今は我慢して今後買うために違うサイズ・違うメーカーのタブレットを試してみるなんていう手段も使えますよ。
基本的なスペックiPadのページリンク
https://www.apple.com/jp/ipad/
https://www.apple.com/jp/ipad/compare/
失敗しない選び方ができない原因
そこそこ高額
そこそこ高額なのが失敗できない一つの要因です。買った後、後悔しない選び方が重要です。
あと買った後も「俺(私)使いこなせてるぜ?」というアピールをしないといけません。その後も白い目で見られ続けるのは避けなければなりません!
あれ?ウチだけですかね?
最大限使いまくれるかどうか買うときに決まる
購入後は容量不足でも後から追加することはできません。しかしそうならないかもしれない。杞憂かどうか見極めをある程度買う前から付けておく必要があります。自分にぴったりのiPadを見つけましょう!
悩んでいる時間が一番損しているかも?
自己実現に向けてすぐさま利用し始める時間に当てる方が理想的だという事ですね。
悩んで考える時間も楽しいですし重要ですが、悩みすぎて決まらない人は正直実行力が足らず損している可能性があります。
そうした負のスパイラルに陥らない納得の買い物をするために、回り道のように感じるかもしれませんが、実はiPadとAppleの歴史を学ぶことをおすすめします。
スペックの違いについてiPadの発売した歴史・背景・前提を知ると分かる
そもそもなんでこんなにたくさんサイズやギガバイト容量などの種類があるのか?それはappleの戦略の背景を知ると分かりやすいです。(内容に関しては自己解釈を含みます。)
そんなんいいから結果だけ教えてくれという方は飛ばしてください。

iPadがサイズや容量のスペックを細分化した歴史
まずターゲットを知る
ズバリ今現在の性能は他社のタブレットと比較してももはや明確な違いは見受けられません。僕がipad好きなので贔屓目に見ているのかもしれませんが。
このページを見ているということは少なくともipadに興味があると思いますのでipad(というかapple)のターゲットについて触れると
「自分で何かを発信したい・生み出したい・自分を成長させたい」人向けだと思います。
appleはパソコンをシンプルで機能的なスマートな機械として常に開発・発売し続けてきました。
先に普及していたMicrosoftやソフトを提供しているIBMなど巨人たちが提供しているパソコンらとは差別化をしなければなりませんから。
appleが打ち出しているCMはクリエイティブな人に向けたものが多く、家族で楽しむことや団欒を生み出すCMは少ない気がします。
アップルのCMを見ればターゲットが分かる
僕の好きなappleのCMたちです。
このCM!年末によくCMで流れていました。
やらない理由(買わない理由)は=あなたに勇気がないからと言うのです。
買う理由を明確にターゲットに向けて突いてきています。僕はこのCMが大好きです。
これも大好き。
最後に「コンピューターで何してるの?」と聞かれて「コンピュータって?」と聞き返しているところが最高にcool。
ビデオチャットやコーディング、カメラ・漫画・イラスト制作など使いこなしている子供にとってはもはやiPadProは単なるコンピューターではない「何か」になっているんですね。
子供向けにプログラミングを教えたいお父さん・お母さんに向けても刺さるCMではないでしょうか。
いかがでしょうか。主に子供達に向けたCMが多かったですが、パソコンのスペックのことには一切触れていませんね。むしろそれでどんな体験が出来るか?どんな素晴らしいイノベーションが生まれるかにフォーカスしたCMでしたね。
それぞれメーカーがメインターゲットを決めているので、カタログやCMを見ていただければ自分の心が動かされている広告があれば、それがあなた向けと言えます。
実際僕もこれらのCMを見てワクワクしました。どんな素晴らしいクリエーションが出来るのか!!
iPadの機能自体がパソコン、macシリーズを発売した時から一貫して生み出すこと・クリエイティブなことに対して力を入れているからこのようなCMを打ち出しているんですね。
そういった背景を紐解くと、なぜiPadシリーズが3種類も4種類も揃えているかが分かります。
iPadのサイズ・容量バリーションはなぜ生まれたか
iPadがなんでも出来すぎるが故に、ユーザーの絞り込みが難しくなった結果ではないかと思っています。
ユーザーが使い方を自由に決めれるぐらいにiPadは進化しました。
アプリケーションやサードパーティ製のアイテムが増えて充実した結果、Appleが客を決めるのではなく、客がiPadの使い方を決める時代になったのです。
そのため何パターンか用意して選んでもらって、何年かしてダメだったらゴメンネじゃーねー!で下げた方が早いしラクなんじゃないでしょうか。(別に手抜きというわけではない)
特にジョブスの死後以降は、売上拡大を維持するために方向転換をしたのか躍起になっているように見えてしまい、以前からのファンは突き放されたような感覚になっています。
また、以前ほどApple社製品に優位性がなくなり、客は選択肢が増えました。古くからのマックユーザーはそのまま大事にしながら新しい客層を開拓する必要が出てきています。
そこを見越して予想すると、ヘビーユーザーも満足させるハイスペックなラインナップと、ライトな層に向けた安価なタイプ、そしてその間を埋める中間タイプが今後も出ては消えを繰り返すはずです。
serfaceのペンがついたシリーズは完全に市場を奪いに来てますよね。特に仕事だとこちらの方が使われている印象があります。仕事とwindowsとの互換性や使い勝手はまだまだwinシリーズがシェア率で優勢に動いていますね。
そういったライバル会社がぞくぞくと参入している中で、iPadは顧客の拡大をはかります。
当初iPadからスタートした系譜は小型化したiPadminiを生み出し、さらにはもっとクリエイター向けに特化したiPadPro、Applepencil、KEYBORD FOLIOを生み出しました。

この独自の住み分けが今も続いています。ぶっちゃけクリエイター向けに特化しているならiPadとiPadProと2台売る必要はないと感じています。違いをつけているあたりライトユーザーを切り離せないのだと思います。本来はどちらか一つで良いはずなんですよ。
appleは以前のような「使いたくなければ使うな」的な殿様商売はできないと判断したのでしょう。
昔はそれでもよかったのです。ジョブスの神がかった細部にこだわる妥協を許さぬセンスは、他の追随を許さず、僕らも文句の付けようがなかったのです。値段も高かろうが納得していました。
今は、「値段は下げられないけどより安価で小さいサイズはどう?」とminiなど小さいサイズを提供し始めています。
2019年のiPadminiとiPadAirがまさにそれで、アップルペンシルとキーボード対応、最新のiPhoneXS並みのA12チップを搭載してきました。
機能がパワーアップした分、値段はあまり下がっていないです。結局は一番古いタイプのiPad君が一番安い状態になりました。
Apple製品の価格の秘密
AppleはOSから本体製造、アプリを扱うストア、修理などを自社で一括して用意しているのでコントロールしやすいのがメリットです。
そのおかげで値段のバランスは自社でコントロールしやすいのが特徴です。下手なセールや価格下げたりをあまりしないのはそのためです。
ここまででiPadのサイズの違いを歴史と背景・思惑から解説しました。
こうやって紐解いて整理すると、主に「サイズの違い」と「性能の違い」と「発売時期の違い」に選ぶ基準が分かれます。
各スペックをみて絞り込んでいく
サイズで選ぶ(2019年春現在)
- iPad:9.7インチ
- IPadmini(第5世代):7.9インチ
- iPadAir(第3世代):10.5インチ
- iPadPro(第3世代):11インチ、12.9インチ
ここでいうインチサイズは画面サイズです。
iPadが一番普遍的で使いやすい人が多いサイズとして9.7インチを打ち出しました。それより小さいサイズがいいか、大きいサイズがいいかでまず分かれます。
一番受けがいいサイズはなんとなくわかりやすいですよね。生活の一部として持ち歩ける使いやすいサイズであり、勉強や仕事での使用はサブとしての機能は出来るもの。です。子供でもノートの様に持ち歩けるサイズですね。
70%娯楽用で、30%仕事”にも使える”くらいでしょうか。カタログ雑誌を見たり漫画を読んだり、車に持ち込んでAmazon Primeを見たり。時間を効率的に過ごせそうです。
大きいインチ数がいいとなれば、残りはProシリーズになっていましたが、Airシリーズが復活した事で安価な大きい画面タイプが揃いました。
つまりそれ以上のサイズが欲しい層というのは仕事だったりもっと大画面で使いたいプロ・ワーカー層です。一般的な使用はiPadシリーズで十分であり、それ以上の使用目的を求める人がProを選ぶことになります。
https://www.apple.com/jp/ipad/compare/
ただ今回のAirの投入で余計に選びにくくなった印象です。
性能で選ぶ
性能差については分かりやすいですよ。
Appleは「最新の機種しか販売しないスタイル」なので商品紹介ページには最新のiPad、iPadmini、iPadProしか並んでいません。
なのであとは性能差を見比べて、自分が欲しいスペックのiPadを選ぶだけです。
メインは3種類(2019年現在)なのは前述しました。なのであとは「色」・「容量(メモリ)」そして前述した「それ以上の使用目的」です。
色
好きなのを選んで構いません。注意するとすれば新色が出た時だけ手に入りにくいぐらいでしょうか。
容量(ギガバイト数)
僕はiPhone5S(32GB)を今でも使用していますが、2019年現在でも使えています。使えてはいるが、度々整理や使用目的を制限したり、やりくりしているだけで使えるようにすれば使えるという状態です。
iPadも同じでメモリを食うデータや写真をクラウドに逃がす環境を用意していたりアプリもそんなに使わない予定であれば正直なところ32GBでも64GBでも問題なく使えます。
例えばアプリを作りたい!とかサイトを製作したい!撮影した写真や動画を加工・編集したい!とかなら少し容量は多目にあった方が気持ちとしては安心ですね。
ちなみに買って半年の僕のギガバイト数はこちらです。
256GBを買ったのでヨユー!と思ったのですがブログ制作で写真とイラスト制作で重いデータが蓄積しますね。使わなくなったら移動しないと・・・
アプリ数は57個くらいでした。(ちなみに半数以上がインストール済みのappleアプリ)この後ワードプレス開発にも挑戦したいので容量はまだガンガン使う予定です。
その以上に使用目的がある
それ以上と言うのは、キーボードやApplePencilを使うなど使用目的がもっとはっきりしてきた場合を指します。
純正のキーボードが付いてくるのはProシリーズからですがぶっちゃけキーボードが必要なければiPad〜miniでいいのです。
そんなん分からんわい!となったらiPadがおすすめです。
分からないものを人は使おうとはしませんから。最悪ワイヤレスキーボードを着けれないこともないですし。
明確に意思としてう使いたい!と言うことであれば全力でお勧めします。
あるのと無いのでは全然違います。
Applepencilが使いたいのであればキーボードも合わせて手に入れるのがおすすめです!僕はお絵かき目的でapplepencilを買ったのですがキーボードがあるとショートカットキーが使えたので時間の短縮に使えています。
キーボードの良さについてはこちらでも記事にしています。
リンク:
別記事でまとめました。参考までにリンク:ipad-variation-spec2
発売時期で選ぶ
最新の2018年モデルのiPadProが一番高性能です。
今は丁度第2、第3世代のiPad、iPad Pro、applepencilが出た時期なので進化しています。僕が使っていた2017年モデルより明らかに進化しています。
Ipadのモデルを比較する|Apple 公式ページ
https://www.apple.com/jp/ipad/compare/性能見ても分からない!というかたへ最終決め手アドバイス
今までどうだったかで選ぶ
僕は選ぶときに「今までどうだったか」を考えます。
因みに僕のiPhoneは5Sのままなのですがその低スペックで「いままで困ったことがあったか」を確認します。
動かないアプリがあったとか、新しい最新技術を試したくなるとかそういう場合は、自分のライフスタイル的に最新のアプリを使いたい傾向があるものとして、やはり最新のものを買った方がいいでしょう。
iPadやiPhone、iMacなどApple製品はたびたびOSのバージョンアップをしてくれます。IOSというパソコンのOSを常に最新のバージョンにしてくれようとしてます。(任意です。)
なのでいきなり去年や一昨年のiPadが使えなくなる、ガラクタ同然のゴミになる、ただの黒い板になる、iが無くなってただのPadになるなんて事は心配いりません。
いや伸び代あるかもしれないしと思うなら黙って最新の機能ましましハイスペックを買うがよろしいでしょう。今なら型落ちでも十分すぎるスペックを持っています。
去年のiPadですら型落ちですから。すごい時代です。
iPadは夢を追いかけるために選べ!!
これが正直な僕の感想です。動画とか漫画とか見てんじゃねえ!自分のスキル上げに使え!!
おもちゃとしてはあまり紹介したくありません!そのための投資として考えて欲しいと願ってます。
○年後にこうなっていたい!という目標のために投資してください。そうすれば間違えないはずです。
最終手段のチャートを用意しました

気軽に始めたい!という方向けの提案
何を持って気軽かは分かりませんが、安さ、手に入りやすさの面から提案するとやはり型落ち商品を点検して再販売しているのでそれを狙うので十分だと思います。
AppleCareやハードウェアの中古ショップでクリーニング済みを狙いましょう。
すぐ使いたいケータイ会社でも買うことが可能です。
テザリング、ポケットWi-Fi有り無しはお好みで。家にWi-Fiがあれば本体だけでその日から使えます。一緒に買うと格安になるなど、何か家電を買う予定があれば合わせて買えないかチェックしましょう。
最近のiPhoneの巨大化は結構iPadと出来ることが似通ってきているのではと感じています。漫画やアニメを快適に見るだけであれば、スマホを買い換えるだけですみます。
iPadを選ぶ際の注意点
耐久年数の罠
Appleが想定耐久年数は3年ほどと想定していると発表しています。
使い倒すのであれば2〜3年での買い換えを想定しなければなりません。2013年発売のiPhone5sを6年間使い倒している僕はあまりこういった議題は参考にしていないのですが(ちなみにデスクトップiMacは8年目に突入)そういったことを考えるとあまり長く使う事は想定できないのかなーとも感じますね。
特記:2019年のminiとAirは買うべきか?
個人的な見解miniは買い Airは見送り
理由としては
- 飛び抜けた個性がない
- iPadPro10.5がもっと手を出しやすくなった廉価版だ。値段はとっつきやすい。
- ProMotionが有る無しは結構制作に響きそう。ProMotionテクノロジーは同時に立ち上げる事が多い制作時にアプリが落ちるとイライラしそう。7〜8アプリ同時立ち上げとかザラなんだよなあ。
iPad(エントリーモデル)ならもう少し安くしてほしいなあ。
ApplePencil(第1世代)に戻れるのか?
完全に10.5のProが思ったより売れなかったから第3世代で11インチにして、そのかわり廉価版のAirにキーボードとPencilを付け足した中間モデルですよね。うーん、逆に中途半端でいいところがないというかパッとしない気がします。
iPhoneもハイスペック機が出た後に廉価版出して売れ行きがイマイチって事なかったでしたっけ?
低機能出た後の高機能機って買いたくなるんですけどハイスペック機出た後のロースペックって買う気になれないんですよね・・・
最後にまとめ
iPadは動画や漫画、読書など様々な娯楽に使うのもいいですが専門分野で輝きます。
僕が一番思っているのは自分がどうなりたいか、を、叶えてくれるツールの一つだと思っています。
「退屈な時間の暇つぶしに使いたい!」とか「子供のオモチャとして使いたい!」とかであれば必ずしもiPadである必要はないです。
夢に対する投資はしていますか?投資が無駄に終わるかどうかも始めてみないとわかりませんよ。
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